橋本のタワゴト

病院勤務の理学療法士です 日々の気づきや学びを記事にしてきます!

超音波療法とは?
超音波帯域の振動エネルギーを医療に応用した物理療法である.超音波療法は,周波数や強度および照射時間率など の設定により,様々な生理学的効果が得られる.特に,連続性超音波療法は疼痛や拘縮の改善のため,臨床で活用される頻度の高い治療である.
(森下ら,2013)

超音波治療の概要

17

文献1 図3より引用


周波数と強度の違いによる温度上昇

名称未設定

文献1を参考の作成

これらを参考にしてどの組織の何の効果を狙うかを明確にして時間・強度を変更しなければなりません。
周波数とによる治療域の違い

54

文献1 図2より引用

1MHz の周波数は約2〜5 cm の深部まで温めることが可能であり、3 MHz の周波数は、約2cmまでの表皮の部分で 吸収される。
つまり1MHzの場合は深部まで可能であり3MHzでは浅層がターゲットとなります。


非温熱療法
非温熱効果をもたらすためには5〜50%のパルス波形が用いられます。
<効果>
・コラーゲンの合成加速
・組織の修復促進
・浮腫軽減
・細胞膜の浸透性増加
「マイクロストリーミング」と「キャビテーション」この二つの作用で上記の効果が得られるようです。
この二つの作用で細胞を一時的に損傷すことでたんぱく質の合成を促し細胞の修復反応を促進させることになります。

<補足>
マイクロストリーミング
「イオンや小さな分子を移動させることができる音波の物理的な力」
キャビテーション
「液体中の 微小ガス上に生じる音波の物理的な力」


温熱療法
照射率は100%の連続波形を用いて温熱作用を狙います。
<効果>
・血流量の増加
・筋スパズムの軽減
・関節の硬さの軽減
・痛みの軽減
・コラーゲンの伸張性増大
・瘢痕組織の軽減

骨折後の骨癒合促進にも使われる・・・
56

TEIJIN Medical Web より引用

40%の骨癒合日数が短縮できるとの報告もあります。
骨折後の超音波治療では0.3W/cm似下という低強度の設定で、照射時間率を100%にして用いる場合があるようです。


参考・引用元
文献1:スポー ツ現場における超音波治療法
文献2:超音波療法が筋組織内循環動態と深部温度に与える影響
web:TEIJIN Medical Web

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