橋本のタワゴト

病院勤務の理学療法士です 日々の気づきや学びを記事にしてきます!

今日は日本離床研究会へセミナーを受講しに行ってきました。
そこで勉強したP/F値についてまとめようと思います。
日本離床研究会のHPはこちらからどうぞ


  • P/F値とは

呼吸障害の程度を評価するのに用います。
P/F値が300以下で呼吸障害、200以下だとさらに重篤な呼吸障害を示唆します。

  • PとFは何の略?

P=Pao2 (動脈血酸素分圧)
F=Fio2 (吸入酸素濃度)

  • Pao2について

基準値・・・70~100torr
これは血液ガスデータなのですぐに確認できない場合もあります。
しかし、臨床上よく使用するSpo2と相関があるため予測することができます。
d4aec2cad6d9f19961b39dd8794eebc1

引用元:
http://nurse-senka.jp/contents/wp-content/uploads/2014/10/d4aec2cad6d9f19961b39dd8794eebc1.png

その他のPao2算出方法

Pao2=吸入酸素濃度×4~5
Pao2=110-年齢÷2

ここで気をつけて欲しいことはSpo2が90%は本当に大丈夫なのか?ということです。
図をみるとわかりますが、Spo2が90%だとPao2は60torrです。60torrは基準値よりも下回っています。
何気なくSpo2が90%なら問題ないと思っていませんか?リスクのある状態だということを理解してもらいたいです。

  • Fio2(吸入酸素濃度)について

普段、大気中には酸素は21%含まれているので、Fio2は0.21と小数点で表します。
鼻カヌラや酸素マスクを使用している場合はこちら
酸素投与量

引用元:http://2.bp.blogspot.com/-r9h7mcwDiO8/UhQWD_KukgI/AAAAAAAAAHk/nxwl_J4y_QE/s1600/%E9%85%B8%E7%B4%A0%E6%8A%95%E4%B8%8E%E9%87%8F.png

Fio2の算出方法
・鼻カヌラの場合
Fio2=0.2+酸素流量(L/分)×0.04
・リザーバー付き酸素マスクの場合
Fio2=酸素流量÷10


問題!!
吸入酸素濃度60%でPao2が148torrの患者さんのP/F値はいくらでしょうか?
Fio2=0.6
Pao2=148
P(148)/F(0.6)=247
つまり呼吸障害が示唆されます。

  • まとめ

今回はP/F値について書きました。離床をして昨日と比較して数値がどう変動しているのか確認していきたいですね。
昨日の負荷量が強かったのか、それとも、もう少し負荷量を上げれるのかの一つの参考データになると思います。

  • 参考図書

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